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最後の適齢期21 大賞決定の知らせ

○ハローワークの外観

  神屋がハローワークから暗い表情で出てきた直後に携帯が鳴る。
  神屋、番号を見て携帯を耳にあてる。

●電話の声
『もしもし、神屋さんでしょうか?』

神屋「そうですが」

 『この度はシナリオを御応募頂き有難うございました。まだ正式発表まで間がありますが、大賞に決まった事をお知らせするために電話をしました』
 
神屋「えーっ」

  神屋の大声に通行人が驚いて振り向く。

 『テーマ的にタイミングを逃せない作品なのですぐに製作に取りかかりたいのですが、早急に契約を、もしもし、もしもし・・・』

 神屋、ぼうぜん。





○映画会社の会議室内

  室内には映画会社の男三人A(40)、B(50)、C(55)と神屋が向かい合って座っている。

A 「(契約書を差出し)契約内容は今お話した通りなので、ここに署名をしていただけますか」

  神屋、契約書をみつめたまま無言。

A 「契約書になにか不備な点でも?」

神屋「必ず大ヒットさせてみせますから私に監督をやらせてもらえないでしょうか」

  A、B、C驚く。
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プロフィール

dream50

Author:dream50
悲劇は嫌い。ハッピーエンドが好きです。これからフジテレビヤングシナリオ大賞に応募して落選したシナリオを少しずつアップしていきますが、みなさんはどう感じられるでしょうか・・・・


「最後の適齢期」

 あらすじ

派遣社員の神屋修三(55)は、二十五歳年下の千秋(30)と付き合って十年になるが、ある日不安が鬱積していた彼女と喧嘩になり、怒った神屋は三ヶ月間連絡をとらなかった。

三ヵ月後に再会すると、彼女は仕事を辞め島に帰る決心をしていた。喧嘩が原因で内在化していた強迫性障害と鬱が悪化し仕事を続けられなくなったのだ。

そればかりか、島では見合いの話しがもちあがっており、驚いた神屋は別れたくないと懇願したが、彼女は再会を約束し、島に帰ってしまう。

半月後に再会するが、安定した生活を望んでいた千秋は公務員の見合い相手に心をひかれ、以後会うことを拒んだが、神屋は強引に再会を約束させる。

後日、突然仕事を解雇されて打ちひしがれた神屋は千秋に助けを求めるが、見合い相手にプロポーズされたからと神屋を冷たく突き放す。


登場人物

神屋修三(55)
千秋(30)
志保(28)
久美子(30)
久美子の妹(25)
千秋の婚約者(33)
千秋の母親(55)
工場の上司A(50)
映画会社の重役
A(40)
B(50)
C(55)

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