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志保「ついでに別れた理由を聞いてもいいですか?」

神屋「思い当たる事は山ほどあるけど、いま頭の中で整理してる所なんだ。といっても思い出すのが辛くて、いつも途中で考える事から逃避してしまうんだけどね。別れてからまだ半月しかたってないけど、この半月で一生分学んだよ」

  意味がわからない表情の志保を見て、
 
神屋「女性は全身全霊を傾けて愛さなければならない。愛されているからと、決して手を抜いてはならないって事をね」

志保「(畏敬の目で見つめ)いいタイミングで出会えてラッキーでした」

  神屋、驚いて志保をみつめ、

神屋「ちょっと聞くんだけど君は・・・」

志保「しほって呼んでください」

神屋「志保さんは、ひょっとしたらファザコン・・?」

志保「(微笑み)前の人は?」

  神屋、頭を振る。

志保「でしょ。もっと自分に自信をもってください。わたしもですけど、前の人もきっとチャラチャラした若い人には関心がなくて、純粋に神屋さんに惹かれたんだと思います」

  神屋、驚いて志保をみつめる。
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プロフィール

dream50

Author:dream50
悲劇は嫌い。ハッピーエンドが好きです。これからフジテレビヤングシナリオ大賞に応募して落選したシナリオを少しずつアップしていきますが、みなさんはどう感じられるでしょうか・・・・


「最後の適齢期」

 あらすじ

派遣社員の神屋修三(55)は、二十五歳年下の千秋(30)と付き合って十年になるが、ある日不安が鬱積していた彼女と喧嘩になり、怒った神屋は三ヶ月間連絡をとらなかった。

三ヵ月後に再会すると、彼女は仕事を辞め島に帰る決心をしていた。喧嘩が原因で内在化していた強迫性障害と鬱が悪化し仕事を続けられなくなったのだ。

そればかりか、島では見合いの話しがもちあがっており、驚いた神屋は別れたくないと懇願したが、彼女は再会を約束し、島に帰ってしまう。

半月後に再会するが、安定した生活を望んでいた千秋は公務員の見合い相手に心をひかれ、以後会うことを拒んだが、神屋は強引に再会を約束させる。

後日、突然仕事を解雇されて打ちひしがれた神屋は千秋に助けを求めるが、見合い相手にプロポーズされたからと神屋を冷たく突き放す。


登場人物

神屋修三(55)
千秋(30)
志保(28)
久美子(30)
久美子の妹(25)
千秋の婚約者(33)
千秋の母親(55)
工場の上司A(50)
映画会社の重役
A(40)
B(50)
C(55)

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